仕事としてのゲームクリエイターについてお話してみようと思います。
ゲームクリエイターとは?
ざっくり言うと、多くの人が知っていそうな話ですが 「ゲームの制作をしている人々の総称」です。
デジタルゲームだけでなく、アナログゲームの制作者なども含まれます。
デジタルゲームであれば、ゲーム内容やシナリオ、バランスと言った根幹を考える「プランナー」。
登場するキャラクターや背景などを作り上げる「デザイナー」。
ゲームが想定通りに動くよう挙動を実装する「プログラマー」。
・・・ゲームの開発には、様々な職種の人々が関わります。
職種についてはまたの機会に書くとして、開発の流れをざっくりと見てみましょう。
ゲームを作るまでの流れって?
プロジェクトによって変化するため、細かな部分は割愛しますが
Ⅰ.プランナーがゲームの企画を考える
Ⅱ.開発が決まった企画の仕様(システム詳細など)を引き続き考えて、
仕様書というゲームの設計資料を作る
Ⅲ.仕様書に沿って、デザイナーとプログラマーが作業を進める
Ⅳ.開発しながら追加分の仕様書をまとめたり、改善点を随時修正していく
Ⅴ.完成したゲームのデバッグを行い不具合修正
Ⅵ.リリース
大体このような流れとなります。
プランナーが内容の提案やスケジュール管理、プログラマーとデザイナーが内容を作成。 という流れが基本ですね。
私は各役職の動きを説明する際、建築に例えたりします。
プランナーが建築物の設計図(企画書→仕様書)を作り、必要な資材の発注など行いつつスケジュール管理。
デザイナーが木材やブロックなどの資材(デザインデータ)を準備してプログラマーに渡し、プログラマーが設計図に従って工事(プログラム実装)を行う・・・。
簡単な例えですが、ちょっとだけイメージしやすくないですかね?
ゲームクリエイターは制約の中から楽しさを生み出す仕事
『ゲームを作ってお金がもらえるなんて羨ましい!』
『自分の好きなように作れるのって楽しそう!』
ゲームを作るという仕事に、こういう感想を持たれる方もいるかも知れません。 しかし実際はとても難しく、過酷な仕事です。
会社同士が繋がって仕事としてやっているので、当然様々な制約があります。 開発費だったり、開発期間だったり。アニメなどの版権タイトルであれば、当然作品の扱いには決まりが出てくるわけで。
与えられた条件の中で、ユーザーが楽しむための最善策を求めます。
また、当然ですが自分好みの提案をごり押しなんてしてはいけません。
開発中のゲームはどんなコンセプトなのか。誰がターゲットなのか。
仕事としての依頼を全うする!そしてユーザー楽しんでもらう! ということを念頭に置いて内容を考えることが大事です。
就活中の学生には、
【楽しいゲームを作るために、“オタク”として色々なゲーム、遊びを勉強することは大事。 ただし、単なるファン、ゲーム大好きなだけの“オタク”なら考え方を切り替えよう】
と言った内容の話をたまにやってます。
ユーザーが楽しんでくれた時の喜びと達成感
この仕事の醍醐味は、やはり作ったゲームを楽しんでもらえる喜びですね。
特に今の時代はSNSも発達し、遊んでくれているユーザーの生の声を聞きやすくなっているので
想定していた通りに楽しんで貰えているのを見聞きすると、「もっと楽しんでもらえるように頑張ろう!」とモチベーションも上がるものです。
とてもハードなゲーム開発による疲れも、これで回復しちゃったりとか。
まだまだ仕事についての一部しか書いていませんが、如何でしょうか?
引き続き、それぞれの職種などについて書いていこうと思います。