ディレクターはゲームの現場責任者
プロデューサーの次は、ディレクターについてお話しします。
ゲームプロデューサーは開発全体の最高責任者である。とお話しましたが、ゲームディレクターは「開発現場の責任者」です。
プロデューサーは、「どうすればこのゲームが売れるだろう?」と考えた上で方向性を決めて予算をやりくりします。
そして一方のディレクターは、
開発メンバーの作業一つ一つを管理、指示を出すことで
プロデューサーの意向を汲み取ってゲームで表現することと
遊び自体を面白くすることに努める。
そんなポジションです。
プロデューサー同様にゲームに関わるもの全体のことを気にする必要があり
『プロデューサーの要望を形にするにはどうすれば良いか?』 『面白くするにはどうするべきか?』
各職種の人間に指示や相談を繰り返し、司令官のように動いて完成を目指します。
開発に関わる様々な知識。進行管理能力。
そしてプロデューサーやゲームユーザーなど、人の気持ちを理解する力。
それらを兼ね備えた、「面白い!」「楽しい!」を生み出す人がディレクターなのです。
ゲームディレクターになるには?
ゲームプロデューサーについてのお話でも書きましたが、まずプランナーとして入社して経験を積み
ディレクターとなる流れが多いです。
人の気持ちを理解するという能力はディレクター以外にも当然必要ですし、すぐに身に付くものではないので
学生のうちから鍛えておくのも良いかと思います。
他人を気にして見てみて
—「何故あのような行動を取ったのかな」「どんな人なんだろう」—
などと考えてみるのも効果のある特訓です。
もちろん予想して当てるなんてとても難しいことですし、答えはわからないことでしょう。
でも、「他人の気持ちを考えてみる」
ということが大事なのです。
それでは次は、一番応募人数の多いゲームプランナーについて書いていきます。